トライアスロンのスイムは格闘技!練習しておくべき3つの技

スイム

こんにちは!ノリタルミです。

トライアスロンを始めたい、という方にまずは『アクアスロン』に挑んでみてはいかがでしょうか?という記事を書きました。

(↓よければこちらをご覧ください)

トライアスロンからバイクを除いた、スイムとランだけで競う競技です。

初心者はアクアスロンにまず挑戦を、とはいうものの、ちょっとだけ注意しておきたいのがスイムです。

プール練習でレース並の距離を泳げたとしても勝手が全然違うのがスイム。

充分に気を付けておかなければなりません。

『集団』で『海』を泳ぐ注意点

プールでの練習では、コースに数名いたとしてもおおよそ単独で泳げますし、コースにラインも引いてあるためずっと水に顔をつけていても進行方向を見失うこともありません。

このラインですね。

バイクやランは、練習とそんなに勝手が違うことはそんなにないと思いますが、

スイムは全然違います。

トライアスロンのスイムで感じる誤算は以下の通りです。

  • 進んでるかわからない!
  • どこに向かっているかわからない!
  • 他の選手の体がガツガツ当たる!
  • 波が高くて流される!
  • 波が高くて水を飲んでしまう!
  • 水が塩辛い!(海の場合)

などなどw

レースでこれらの誤算に対する不安を少しでも解消するため、練習から取り組んでおきたいことをまとめたいと思います。

ヘッドアップ・クロール

その名の通り、前を見て泳ぐクロールです。

なぜこれが必要かというと、大体トライアスロンのスイムというのは海の上に浮かぶブイを回って周回するのですが、

ブイです。ブイを回ってコースを周回します。

遠くにこれが浮いているため、ちらちら見ながら泳がないとすぐにコースを外れてしまうのです。

ただでされ波が高くて体が流されやすい。プールのようにラインもない。

進む方向を示してくれるのは、このブイだけなのです。

下ばかり見て泳いでいたら、間違いなくコースアウトします。

断言します。

したがって、プールでの練習中からヘッドアップ・クロールを練習しておくことが大切になってくるのです。

ヘッドアップは、きついです。

日頃からスイムトレーニングに組み込んでおくことで、体力も泳力も上がります。

ぜひ日頃の練習から取り入れていきましょう。

平泳ぎ

基本的にはクロールでレースは進行しますが、平泳ぎも役に立ちます。

平泳ぎはできますか?

平泳ぎができる人は特に特別練習することもないかもしれませんが、平泳ぎが苦手な方は少し練習しておくとよいかもしれません。

平泳ぎを使う場面は、

  • ちょっと休憩
  • 水を飲んだ時に息を整える
  • 他の選手と体がぶつかったときに体制を整える

などなど、とても便利なのです。

また、トレーニングの中に組み込んでおくと、クロールの合間にちょっとした気分転換になって、リフレッシュもできます。

是非練習の中でも取り入れていきましょう。

巻き足(立ち泳ぎ)

こちらも、できたら便利な技です。

両足を水中で左右交互にぐるぐる回して体を浮かせる。

巻き足を使う場面は、

  • 水を飲んだ時に息を整える
  • 他の選手と体がぶつかったときに体制を整える

平泳ぎと同じ感じではあります。

平泳ぎができるのであれば、平泳ぎだけでも大丈夫かもしれません。

ただ、他の選手と激しめに接触して体が完全に起こされたときなど、立ち泳ぎの方が便利な時もあります。

難しいかもしれませんが、できる便利な技と思います。

あとは本番で慣れていく

正直、この場所でどれだけ誤算について述べたとしても、実際に体験してみないことにはトライアスロンのスイムは分からないと思います。

ご紹介した技をトレーニングに取り入れ、レースと同じ距離をクロールで泳げるようになったら、それがチャレンジの時です。

レースで泳いでいる最中、前を泳ぐ人から蹴られて塩辛い水を飲み、横から突然肘があたってきたり、後ろから引っ張られたり、気が付いたら体が進行方向から随分流されていたり、そうこうしているうちに体力が削られ…

と、いうこともありますが、自分のペースを守って泳げば必ずゴールにはたどり着けるはずです。

大切なのは、

  • パニックにならないこと
  • 舞い上がって全力でいきすぎないこと(スイムで終わりではありません)
  • 自分のペースを守ること

かなと思います。

スイムはトライアスロンやアクアスロンの入り口。

スイムさえクリアすれば、完走は大きく近づきます。

まずは一歩目を、勇気を出して踏み出してみませんか?