トライアスロン初心者・デビューまでの道程(前編)

トライアスロンあれこれ

こんにちは。ノリタルミです。

35歳からアイアンマンを目指し、トライアスロンを始めました。

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とはいえ、最初はロードバイクも持っていませんでしたし、いきなりトライアスロンに出場したわけではありません。

私の作戦はこうでした。

  • Step① まずは走りを強化する!
  • Step② その後、アクアスロン(スイム+ラン)に挑戦する。
  • Step③ ロードバイクを購入し、トライアスロンデビュー!

一歩ずつ、積み木を重ねるように成長していこうというもの。

2018年7月からアイアンマンを志し、

2019年7月、無事にトライアスロンデビューを果たしました。

これが私の現在地です。

Step① まずは走りを強化する!

始めに取り組んだのは、ランの強化です。

走り始めた当初は3km走れば方で息をするレベルでした。

ものすごくランが苦手でした(今でも一番苦手ですが)。

だからまずランを強化し、土台を作ってからトライアスロンに挑むという算段。

そこで、思い切った取り組みをすることにしました。

いきなりフルマラソンに応募。

まだまだ5km程度で音を上げていた頃に、いきなりぶっこみました。

目的は、強制的に自分をトレーニングに向かわせること。

要はそういう「仕組み」を作ったのです。

それにしてもいきなりフルマラソンは恐ろしい。

長めの距離で、もう一ステップ設けよう。

ということで2018年度に挑んだのは下記の2レースでした。

  • 佐賀本庄キャンパス30km(2018年12月)
  • 北九州マラソン(フルマラソン)(2019年2月)

2018年度は、強制的にランを鍛える年にする。

そう決めて、トレーニングを始めたのでした。

ランの成長

その時点では高すぎると思われるほどの目標を掲げることで、確かにランのレベルが向上したことは間違いありません。

半分モチベーションが上がり、半分強迫観念のような。

練習は週に三回程度、5kmくらいずつ。

5kmで息が上がっていたのが、7km、10km、と距離が伸びていき、少しずつスピードもついていきました。

目標を持つことの大切さを実感しました。

高すぎる目標が、半ば強制的に自分を奮い立たせ、トレーニングに体を向かわせる。疲れたときに、こんなものじゃだめだと叱咤する。

そうやって、ランの実力が少しずつ上がっていったのでした。

佐賀30kmへの挑戦

2018年12月。

アイアンマンを目指すと決めて初めてのレースを迎えました。

ランの実力が上がってきたとはいえ、練習では最高15kmまでしか走ったことがありませんでした。

「まぁ何とかなるだろう」

そう楽観的にレースに臨みました。

大きな間違いでした。

このレースで学んだこと。

本番では、練習でできていたことしかできない。

30kmを練習で走ったことがなくて、本番で急に30kmスイスイ走れるようになるなんてことは、いかにアドレナリンが出ようともありえない。

練習で15km走れたから、本番は30kmも楽勝なんてことはありえない。

この佐賀30kmは、そんな教訓をもたらしてくれました。

結論、完走はできました。フラフラになりながら、足を引きずりながら。

余談ですが、このときも私を叱咤してくれたのが「高すぎる目標」でした。

20km地点で足が止まりそうになったとき、何かが私の耳元で囁きました。

「お前はアイアンマンになるんだろう。こんなところで止まってどうする。目標ははるか先だ。そんなことじゃ一生アイアンマンになんかなれないぞ。」

そこから10km。自分を奮い立たせて、何とか完走することができたのでした。

かっこよすぎる人生の大先輩の言葉

この大会は周回コース。

ラスト一周というところで、偶然並んだ人生の大先輩の男性と、少し会話をしました。

先輩「きついですねぇ。あと何周ですか」

私「あと一周です。あと何周ですか?」

先輩「あと3周あります。」

私「そうですか、頑張りましょうね」

先輩「ええ。絶対に自分からはやめない。誰かに止められるまで走ります。」

おそらく、70歳は越えているであろう先輩。

その意志の籠った言葉に感銘を受け、エネルギーをもらいました。

今でも辛くなった時、その大先輩の言葉を思い出します。

佐賀30kmの結果

結果、3時間52分27秒で完走。

それにしてもきつかった。

遅すぎるタイムでしたが、まずは30kmの壁をクリア。

たくさんの教訓も得た。

とても印象深いレースになったのでした。

北九州マラソン(フルマラソン)への挑戦

2019年2月。

ついにフルマラソンへの挑戦の日を迎えました。

このレースではとにかく完走を目指しました。

なんせ、アイアンマンレースは

  • 3.8km泳いで、
  • 180km自転車を漕いだ後に
  • 42.195km走る

のですから。

単品のフルマラソンを完走できないと話にならない。

制限タイム6時間までに、何としてもゴールする。

それが目標でした。

フルマラソンの壁

しかし、やはりフルマラソンの壁は高かった。

佐賀30km以降、さらに練習を積んできましたが、やはり簡単に通用するものではありませんでした。

32km地点で足がとまり、

歩いてしまいました…

そこから10kmは走っては歩き、また走るという連続。

フルマラソンの過酷さを思い知ったレースでした。

今やっている程度の練習ではフルマラソンは戦えない。

それを思い知りました。

北九州マラソンの結果

制限タイムを気にしながら、

歩きながら走りながら歯を食いしばって足を進め、

結果、5時間41分03秒何とか完走。

まだまだ遅すぎるタイム。

でも当初の目標は無事にクリアしました。

次のStepへ

こうしてStep①のまずは走りを強化する段階の各目標をクリア。

しかしアイアンマンを目指すにはまだまだクリアしなければならない段階は途方もないほど多い。

走るだけじゃない。

泳いで、自転車を漕ぐ。

それぞれに必要なスキルもトレーニングも違う。

Step①で得たものを維持しながら、次のStepへ。

まだまだ遥か向こうにある目標へ、一歩ずつ確実に進むのでした。

(→中編へ続く)